医療法人ひまわり會

診療のご案内︎

コロナ後の後遺症診察

新型コロナウィルス感染症にかかった後で「身体がだるい」「咳が止まらない」「匂いや味が分からない」などの症状が続いていませんか?

新型コロナウィルス感染症の後遺症の主な症状は、

・倦怠感

・咳・声のかすれ

・味覚・嗅覚障害

・発熱

・抜け毛

などがあります。このような症状が改善されていない方、続いている方は早めの診察をおすすめします。

発熱外来

当院では、発熱原因を素早くつきとめ、早く治癒するために、積極的に採血などの血液検査を行っております。
そして、必要に応じて、また患者様のご希望に応じてウィルス検査も行います。
・新型コロナウィルス感染症(PCR・抗原)
・溶連菌感染症
・インフルエンザ感染症
・RSウィルス感染症
・アデノウィルス感染症
・ヒトメタニューモウィルス感染症
これらの検査は全て数分後に当日結果が出ます。
また感染症検査は全て綿棒で行いますが、当院では子どもから大人まで全ての方が痛みがなるべく軽減されるよう、細い綿棒で行うよう努めています。
発熱外来は予約制ではありませんので、直接医院にお越し下さい。

耳の病気

耳の痛み・耳だれ

  • 中耳炎

    中耳炎は、細菌やウイルスが耳管(じかん)と呼ばれる耳と鼻をつなぐ管を通して、中耳に感染することで起こります。風邪をひいたときなどに起こりやすく、鼻やのどで炎症を起こしていた細菌やウイルスが、耳管を通って中耳に入ることで炎症(中耳炎)が起こります。赤ちゃんでは、吐いたミルクが耳に入ったことで中耳炎を起こすこともあります。

    乳児や子どもに中耳炎が多いのは、耳管が未熟で、大人よりも短く、太く、まっすぐなために鼻や喉からの細菌やウイルスの影響を受けやすいからとされています。

    中耳炎は、大きく分けて「急性中耳炎」「慢性中耳炎」「滲出性中耳炎」の3つの種類があります。

    急性中耳炎
    急性中耳炎の症状
    突然に起こる激しい耳の痛みで発見されることが多く、耳漏(みみだれ)・発熱・耳がつまった感じ・聞こえにくさ(難聴)めまいなどを感じます。
    しかし、耳の痛みを訴えられない乳児や、痛みが強くない場合には、徐々に炎症が進んで耳漏がでてから異常に気づくこともあります。耳漏は、炎症により鼓膜が破れ、鼓膜の奥に溜まっていた膿が流れでた状態ですので、乳児が頻繁に耳を触る場合には注意が必要です。
    急性中耳炎の治療について
    初期治療では、中耳炎の原因となった鼻やのどの症状を改善し、さらに抗生物質などで中耳内の炎症を抑制します。耳漏がでていれば耳の清拭を行い、鼓膜が膿でふくらんでいて、痛みが強いときや、高熱が持続する場合には、鼓膜に少しだけ穴を開け膿を出す「鼓膜切開」という処置を行います。 ※鼓膜の穴は通常数日で塞がりますのでご安心ください。
    慢性中耳炎
    慢性中耳炎の症状
    急性中耳炎や浸出性中耳炎、鼓膜外傷などで鼓膜に開いた穴が塞がらず、細菌やウイルスが簡単に侵入し中耳に感染・炎症を起こしている状態です。鼓膜は、生じた穴はたいてい自然に塞がる再生能力の強い器官ですが、炎症が長期化等することで塞がらない場合もあります。
    症状としては、急性中耳炎に見られるような耳の痛み、発熱はほとんどなく、難聴や耳漏(みみだれ)が主な症状です。
    慢性中耳炎の治療について
    まずは局所の洗浄と抗生物質の服用によって炎症を抑え、耳漏(膿などの分泌液が耳から流れ出すこと)のない乾いた状態(乾燥耳)にする保存的治療を行います。
    しかし、鼓膜に穴が開いている限り、風邪などがきっかけで耳漏を繰り返しますので、その後の経過に応じて(鼓膜の穴が塞がらない場合)は、手術的治療が必要となる場合があります。 ※手術が必要な場合は、患者さんの症状やお住まいを考慮した上で提携病院をご紹介させていただきます。
    滲出性中耳炎
    滲出性中耳炎の症状
    中耳に滲出液が溜まってしまう病気です。大人の場合は「自分の声が耳に響く感じ」や「耳の中で水の音がする」など難聴や耳がつまったような感じで滲出液が溜まっていることが自覚でき、病気を自分で発見できますが、子どもはそれができません。「テレビの音を大きくする」「呼んでもふりむかない」「電話でのおしゃべりができない」など耳の聞こえが悪いことで親が気づいたり、学校での健康診断などで発見されたりします。
    急性中耳炎の回復途中で、炎症により中耳腔にたまった滲出液は、耳管から鼻や喉に流れていきますが、耳管の働きが悪いと滲出液が中耳腔に溜まったままになり、滲出性中耳炎に移行することがあります。
    また、風邪をひきやすく、いつも鼻汁や鼻づまり・くしゃみ・咳が続いている、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)やアレルギー性鼻炎の子供や、いびきが大きい子供は滲出性中耳炎を併発することが多くみられます。
    滲出性中耳炎の治療について
    まずは抗生物質や消炎酵素剤などを服用し、滲出液がたまらないようにします。その上で鼻咽腔の耳管の開口部から空気を送り込んで通りをよくする「耳管通気」や鼓膜に穴を開ける「鼓膜切開」や鼓膜にチューブを挿入する「鼓膜チューブ留置術」などによって滲出液がたまらないようにしていきます。 ※鼓膜の穴は通常数日で塞がりますのでご安心ください。
  • 外耳炎(外耳道炎)

    外耳道炎(がいじどうえん)ともいい、外耳炎は中耳炎と同じく、耳の穴の皮膚に細菌やウィルスが侵入・感染を起こすことで炎症を起こす症状です。外耳炎は「スイマーズイヤー」とも呼ばれるようにプールなどの水泳の後に発症することもありますが、多くの原因は、耳掻きのしすぎで外耳道に傷ができ、その上で不規則な生活などで身体の抵抗力が落ちていたりすると発症するというパターンです。

    通常、耳は細菌やウィルスが侵入しても感染・炎症を起こすことはありませんが、耳の穴の皮膚は非常に薄く、ちょっとした刺激で傷がついたり荒れたりすると傷口から細菌感染して外耳炎になる...という悪循環にはまりますので、耳掃除は綿棒などの柔らかく耳の穴の皮膚に傷のつきにくい物で月1〜2回だけ行うように心掛けましょう。

    外耳炎(外耳道炎)の症状
    外耳炎の症状には、激しい耳の痛みと痒み、耳漏(みみだれ)等があげられます。症状が進行すると強い臭いを伴う黄色、または白色の耳垂れが出るようになり、さらに重症化すると、耳小骨の変形や、顔面が腫れる場合もあります。
    外耳炎(外耳道炎)の治療について
    外耳炎の治療には、主に局所への点耳薬、軟膏塗布などを行います。そして、外耳炎治療に最も重要なのは「耳掃除をしすぎない」ということです。上記のように耳掃除には竹製の耳かきなど固いものは使わず、綿棒などの柔らかく耳の穴の皮膚に傷のつきにくい物で月1〜2回だけ行うように心掛けましょう。

聴こえにくい

  • 耳垢(耳あか)栓塞

    耳垢栓塞(じこうせんそく)とは、外耳道に耳垢(じこう)が多量に溜まり、耳に栓がされたような状態になることをいいます。耳垢栓塞は、鼓膜が見えないほど耳垢が溜まり、耳栓をしたような状態になるいわゆる難聴の一種です。
    耳垢(みみあか)には「乾燥した耳垢」「粘性の耳垢」の2種類が有り、健康な耳の場合、耳垢はもともと自然に耳の外に移動してくる性質をもっていますが、粘性の耳垢の方、代謝の早いお子さん、高齢者の方、外耳道が狭い方などは耳垢が溜まりやすく、耳垢栓塞になるケースが多く見受けられます。

    耳垢栓塞(じこうせんそく)の治療について
    ご自分で耳掃除している方が多いと思いますが、閉塞した耳垢を自分で取るのは外耳炎の原因になりますので、速やかに耳鼻咽喉科へお越しください。耳垢を柔らかくするお薬を処方し、特殊な器具を用いて耳垢を取り除きます。

    乾性耳垢と湿性耳垢があるので、自分の耳垢の性質を知ることで耳垢に応じたケアをすることができます。湿性耳垢の方の場合は、入浴後に耳の入口を綿棒で引き取るようにしましょう。ご自分で耳掃除している方が多いと思いますが、ご自分で耳掃除するときにはごく外側だけにとどめ、耳の奥は極力触らないことです。他の人に耳掃除をするときも、よく見える場所だけにしたほうが安全です。

    そして、日頃のケアとして耳掃除には竹製の耳かきなど固いものは使わず、綿棒などの柔らかく耳の穴の皮膚に傷のつきにくい物で耳の入り口を月1〜2回だけ行うように心掛けましょう。これだけでつらい外耳炎になる確率をグンと減らすことが出来ます。どうしても「耳の奥までキレイにしたい!」という方や、粘性の耳垢の方、お子さんやお年寄りなど耳垢が詰まりやすい方は、数ヶ月に一度でも構いませんので耳鼻科を受診して耳掃除をしてもらうことをお勧めいたします。(耳垢の除去は立派な医療行為として認められています。)
  • 突発性難聴

    突発性難聴は、ある日突然、原因不明の難聴が起こる耳の病気です。突発性難聴は30代から60代の人に多く現れ、ストレスや疲労が重なり、体調を崩した場合に起こりやすくなります。
    原因は現時点ではよくわかっていませんが、最近の研究ではウイルスの聴神経への感染や血流障害が原因ではないかと考えられています。

    突発性難聴の症状
    突然片耳、もしくは両耳の聴こえが悪くなる程度のものからまったく聞こえない状態(耳閉感)まで症状の幅があり、音が耳の中に響いて聞こえるなどがあります。また、耳鳴りやめまい、吐き気、嘔吐を伴うこともあります。
    突発性難聴の治療について
    ステロイド薬・抹消血管拡張薬・血流改善薬・神経代謝賦活薬・ビタミン剤を組み合わせて、内耳の血流と神経の働きの改善を促進します。症状によっては、高圧酸素治療などを行う場合もあります。突発性難聴の患者さんのうち、3分の1は治療すれば完治しますが、残りの3分の2は聴力をある程度回復できますが耳鳴りや難聴が残る場合が多く、重度の場合は聴力の回復が難しいとされています。
    突発性難聴の治療は早く始めるほど良いので、突然の難聴を発症した場合は速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

耳鳴り

  • 耳鳴り

    年々、耳鳴りの患者さんの数は増えてきており、特に女性の方に多く見受けられる症状です。女性の社会進出が進み、仕事や人間関係によるストレスや疲労が大きくなっている現代病の一種と言われています。
    体調が回復すれば、たいていは耳鳴りの症状も良くなっていきますが、いつまでたっても耳鳴りが消えない場合もあり、また難聴の自覚症状であることもあり、注意が必要です。

    耳鳴りの症状
    耳鳴りには病気でなく心配する必要のない「生理的耳鳴り」から「他覚的耳鳴り」「病的耳鳴り」「自覚的耳鳴り」など幾つかの種類に分類され、原因や症状が分類の目安となります。耳鳴りは、「キーン」という高い音が聞こえてくるのが特徴で、「生理的耳鳴り」の場合、一過性のもので後を引くことはありません。
    しかし、「病的耳鳴り」などの場合は音が連続して聞こえる性質があり、音が重なって聴こえてくることもあります。周囲に音がしていないのに音がしているように感じます。軽い不快感・めまいや頭痛を伴うケースが多く、不眠、ときにうつ状態など、大小のストレスを引き起こします。
    耳鳴りの治療について
    耳鳴りは様々な原因によって起こるため、決定的な治療法や予防法をお話しすることは難しいといえます。突発性難聴など治る難聴が原因であれば、原因の治療を試み、薬物、漢方の処方を行なう場合もありますが、加齢的なもので生じる耳鳴りの場合は現段階の医療では解決することが難しいと言われています。
    上記突発性難聴などが原因の場合もあり、初期治療が予後を左右する疾患ですので、耳鳴りでお悩みの方は、まず耳鼻咽喉科にご相談ください。

めまい

  • めまい

    めまいの多くは、まっすぐに立って歩くための平衡感覚(バランス)を司る内耳の三半規管と前庭神経の異常、もしくは三半規管からの情報を処理する脳の病気が原因となって起こります。めまいというと脳の病気というイメージがありますが、この三半規管を有する内耳が原因でめまいを発症しているケースも多々あります。

    めまいには、「回転性めまい」「浮動性めまい」「動揺性めまい」などがあり、「メニエール病」「前庭神経炎」「良性発作性頭位めまい症」「中耳炎」「突発性難聴」などが原因で起こる症状です。

    メニエール病(メニエル病)
    メニエール病(メニエル病)の症状
    メニエール病の原因は現在の医学ではまだ解明されていませんが、内耳(ないじ)にリンパ液が溜まり、内リンパ水腫(水ぶくれ状態)となることが原因と考えられている内耳疾患です。メニエール病はある日突然めまい・耳鳴り難聴・吐き気・嘔吐・冷や汗・頻脈・耳閉塞感などを伴って発症し、疲労・心身のストレス・睡眠不足などの状態の人に起こりやすい傾向がある疾患です。
    メニエール病(メニエル病)の治療について
    メニエール病は発作を繰り返す度に悪化していくので、自覚症状のあった場合は速やかに耳鼻咽喉科で治療することが大切です。
    治療法としては、症状に応じて、抗めまい薬・抗不安薬・抗うつ薬・ビタミン剤・抹消血管拡張薬・血流改善薬・神経代謝賦活薬・自律神経失調症薬などを組み合わせた薬物療法が主体となります。また、イソソルビド(イソバイド)などの利尿薬を用いて、内リンパ水腫の改善にアプローチします。重度の耳鳴りや難聴が起きた場合には、ステロイド薬することもあります。
    このような治療のを行った上で、メニエール病の症状改善が見られず、聴力が段々悪化して行くときには手術も行っております。 ※手術が必要な場合は、患者さんの症状やお住まいを考慮した上で提携病院をご紹介させていただきます。
    前庭神経炎
    前庭神経炎の症状
    前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)とは、内耳の奥にある平衡感覚を保つ器官「前庭神経(ぜんていしんけい)」に炎症が起こる病気です。かなり激しいめまいと共に吐き気・嘔吐が数日続きますが、耳鳴りや難聴の症状は現れないことも特徴のひとつです。風邪を引いた後に前庭神経炎を発症することが比較的多いことから、ウイルス感染も原因として考えられています。
    前庭神経炎の治療について
    抗めまい薬・前庭神経の機能を向上させる末梢血管拡張薬・血流改善薬・抗炎症作用のあるステロイド薬による対処療法と絶対安静による治療が主体となります。めまいの中では最も治るのに時間がかかる疾患のひとつですが、早期に治療すれば前庭神経が比較的早期に回復することもあり、経過が順調ならば1週間ほどで回復します。

    しかし、前庭神経がなかなか改善しない場合は症状が長期にわたり続き、平衡感覚を鍛えるトレーニングも必要となってきます。前庭神経炎の完治には時間がかあるので、あせらず治療を行っていくことが大切になります。
    良性発作性頭位めまい症
    良性発作性頭位めまい症の症状
    良性発作性頭位めまい症は、寝返りを打ったや起き上がった時、横になった時、上を見上げたりした時などにいつも決まった特定の頭の位置で数十秒から数分間めまいが起こる疾患です。40代から60代の女性に多く見られる比較的よくある疾患で、メニエール病の後に良性発作性頭位めまい症を発症する場合もあります。
    良性発作性頭位めまい症の原因はよく分かっていませんが、耳の奥にある耳石が何らかの原因で脱落して三半規管内に入り、頭が動くたびに移動することで、耳石に動きが起き、めまいが起こると考えられています。
    また、良性発作性頭位めまい症は耳鳴り難聴の症状伴わないことも特徴のひとつです。
    良性発作性頭位めまい症の治療について
    良性発作性頭位めまい症の治療法としては、めまいを予防するのではなく、めまいに慣れて症状を改善につなげることになります。めまいに伴う吐き気などを抑える抗めまい薬・ビタミン剤を併用していきながら、耳石を元に戻すエプリー法やリハビリ療法などを行っていきます。

鼻の病気︎

鼻がつまる・鼻水が出る

  • アレルギー性鼻炎・花粉症

    アレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉などで鼻粘膜が刺激されて起こるアレルギー反応で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が反復して起こるのが特徴です。
    疫学調査によれば、全国民の約3分の1が何らかのアレルギー症状を訴えているといわれており、季節には関係なく一年中起こる通年性アレルギー性鼻炎と、決まった季節のみに発作が起こる季節性アレルギー性鼻炎とがあり、後者の代表的なものに花粉症があります。アレルギー性鼻炎の原因となる抗原はたくさんありますが、特にダニ、ハウスダスト、カビなどが有名です。
    また、喘息やアトピーといった他のアレルギー疾患の合併があることも多く、アレルギー症状を起こし続けると、特に自律神経の関与で起こる「モーニングアタック」と呼ばれる朝方のくしゃみと鼻づまりが起こります。

    アレルギー性鼻炎の症状
    くしゃみ、鼻水、鼻づまりがアレルギー性鼻炎の3大症状で、花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎の場合は眼やのどのかゆみ・眼の充血・涙目などの症状を伴います。アレルギー性鼻炎は、自律神経の働きと深いかかわりがあり、特に朝夕に強く症状が現れ、睡眠不足・集中力欠如・イライラ感などを引き起こす場合もあります。
    また、副鼻腔炎(蓄膿症)急性中耳炎滲出性中耳炎を伴う事もあります。
    アレルギー性鼻炎の治療について
    まずはアレルギー症状の原因となるアレルゲンの除去が一番です。ダニ、ハウスダスト、カビなどが原因となっている場合はご自宅の住環境を改善していただくことが必要です。
    また、不規則な生活リズムや睡眠不足・過労・ストレス・有害な食物(農薬・合成保存料や着色料などを含有するもの)、合成洗剤で洗濯した衣類などもアレルギー症状を悪化させることが多く、これらを避けることは症状軽減に有効です。当クリニックでは、そのような日頃の生活環境を改善することも重要な治療法と捉えており、様々なライフスタイルアドバイスをさせていただきます。それと平行して抗ヒスタミン薬やステロイド薬、点鼻薬などを用いた薬物療法で治療を進めていきます。
  • 副鼻腔炎(蓄膿症)

    鼻の周囲の骨には4つの空洞(上顎洞、篩骨(しこつ)洞、前頭洞、蝶形骨洞)があり、これらは総称して副鼻腔と呼ばれています。
    副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪などのウイルス感染や虫歯、アレルギー性鼻炎などに引き続いて副鼻腔が細菌感染を起こす症状です。炎症がひどい場合は眼への影響や髄膜炎(脳膜炎)を引き起こすケースもあります。副鼻腔炎には急性副鼻腔炎慢性副鼻腔炎の2つのタイプがあり、風邪やアレルギーなどで鼻や喉の炎症を繰り返していく内に慢性化することがあるので早期に適切な治療が必要です。

    急性副鼻腔炎(急性蓄膿症)
    急性副鼻腔炎(急性蓄膿症)の症状
    鼻づまり・においが分からないといった鼻の症状や頭痛、顔面痛、顔面腫脹やほおの圧痛や違和感が出現し、下を向いたりかがんだりすると症状がひどくなることがあります。最初はサラサラした鼻水ですが、次第に粘っこい黄色の鼻汁に変わってきます。この鼻汁が喉にまわり、咽喉の炎症や気管支喘息が起こることもあります。
    急性副鼻腔炎(急性蓄膿症)の治療について
    まずは鼻のなかにたまった鼻汁を吸引して取り除き、血管収縮剤で鼻腔と副鼻腔の交通をよくします。その後、消炎鎮痛薬・抗生物質・副腎皮質ホルモン薬などの薬剤をネブライザーという加湿器のような機器を使って鼻・口から吸入し炎症や腫れを抑えていきます(ネブライザー療法)。
    また、急性副鼻腔炎は疲労がたまっている時になりやすいので、効果的に治療を進めていく上で睡眠を多くとることが大切になってきます。
    慢性副鼻腔炎(慢性蓄膿症)
    慢性急性副鼻腔炎(慢性蓄膿症)の症状
    一般に急性副鼻腔炎が治らずに慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。急性の場合と違って鼻の奥に激痛や鈍痛などを生じることはあまりなく、主に充血や腫れ、鼻汁が絶えず出てきてよく鼻をかむことによる頭痛、鼻が常につまっていて口で呼吸をしている、いびきをかくなどの症状が持続します。その他、鼻汁が喉にまわることによる咽喉の炎症や気管支喘息、嗅覚の低下などの症状が現れます。
    慢性急性副鼻腔炎(慢性蓄膿症)の治療について
    急性副鼻腔炎(急性蓄膿症)の治療と同様に、まずは鼻のなかにたまった鼻汁を吸引して取り除き、血管収縮剤で鼻腔と副鼻腔の交通をよくし、ネブライザー療法で炎症や腫れを抑えていきます。長期間の内服が必要となる場合は、近年、耳鼻咽喉科で広く行なわれている治療法で長期間の内服でも比較的安全な抗生物質(マクロライド系)の少量長期間内服療法を行ないます。
    また、上記の薬剤内服など内科領域治療で効果が現れない場合は手術も検討します。 ※手術が必要な場合は、患者さんの症状やお住まいを考慮した上で提携病院をご紹介させていただきます。
  • 鼻中隔湾曲症

    鼻中隔(びちゅうかく)とは鼻のあなを左右に分けている軟骨と骨で形成された「しきり」のことです。鼻中隔は、小児期にはほぼまっすぐで、成長と共に左右どちらかにわずかに曲がっていきます。その程度は個人によってさまざまですが、女性よりも男性に多いとされており、鼻中隔湾曲症は、比較的成人に多い病気だといわれています。

    鼻中隔湾曲症の症状
    最も代表的な症状は鼻づまり(鼻閉)です。鼻中隔が極端に曲がっていると粘膜が肥厚し空気の通りが悪くなるためです。鼻中隔弯曲症はその他にも、口呼吸やいびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)、鼻内の気流の乱れで粘膜に炎症が生じることによる副鼻腔炎(蓄膿症)滲出性中耳炎鼻出血なども起こりやすくなります。
    鼻中隔湾曲症の治療について
    治療は鼻中隔矯正術と呼ばれる曲がっている鼻中隔の軟骨と骨を除去する手術が主体となります。
    しかし、まずは原因を把握することが重要で、鼻中隔の湾曲が軽度であれば対症療法でも十分な改善が見られることも多く見受けられます。上記のような症状が現れた場合、まずは耳鼻咽喉科にて受診・検査をすることをおすすめします。

においがわからない

  • 嗅覚障害

    嗅覚障害の内容と原因はいろいろありますが、簡単に言うと文字通りにおいを正常に感じられなくなる症状です。においの経路(嗅上皮など)のどこかに障害が起こることで発症します。
    原因はアレルギー性鼻炎副鼻腔炎、感冒(ウイルス)、頭部外傷、脳腫瘍、加齢などが大部分を占めますが、アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状である場合もあります。

    嗅覚障害の症状
    一般的に嗅覚障害の症状には次のようなものがあります。
    1. においがわからない(嗅覚脱失)
    2. においがわかりづらい場合(嗅覚減退)
    3. 軽微な悪臭にも耐えられない(嗅覚過敏)
    4. 本来よいはずのにおいを悪臭と感じる(嗅覚錯誤・異臭症)
    嗅覚障害の治療について
    嗅覚障害の治療は、その原因と考えられる病気、例えば副鼻腔炎などがある場合はその病気を治すことが原則です。それと並行して副腎皮質ホルモン薬などを用いた点鼻療法を行っていきます。点鼻療法は現在もっとも効果があるとされており、嗅覚障害の約70%が、治癒あるいは軽快すると言われております。
    また、点鼻薬での局所治療が難しい場合は、ネブライザーという加湿器のような機器を使って副腎皮質ホルモン薬を鼻・口から吸入し症状を改善させていく「ネブライザー療法」という治療法も行っていきます。

鼻血が出る

  • 鼻血

    鼻出血は耳鼻咽喉科の救急疾患のなかで多くみられ、左右の鼻のしきりである鼻中隔(鼻筋)の先端部が傷ついておこることが最も多く、約80%以上はここからの出血です。
    特に鼻かぜやアレルギー性鼻炎をおこしているときは、鼻の粘膜が充血しており、くしゃみを連発し、鼻水を強く何度もかむとこの部位が傷つきやすくなります。また、日ごろから鼻のあなに指を入れる癖のある幼児は、この部位に傷ができやすくなります。その他、鼻の打撲・骨折、鼻中隔湾曲症が原因で鼻出血がおこることがあります。
    成人では、高齢者や鼻腔腫瘍、上顎がん、鼻とのどの間にある上咽頭にできた腫揚、高血圧、糖尿病、心臓疾患、血友病などの血液の病気、高血圧、肝臓病などの基礎疾患のある場合に鼻血を伴う場合もあります。その他、持病で血をサラサラにする薬(ワーファリン・アスピリン・パナルジンなど)を服用中の方も、不意に出血をすることがあります。

    鼻血の症状
    事故などでの顔面外傷を除いては、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎などの鼻の病気があり、くしゃみや鼻水をかんだり、かゆいために鼻の入口を指でいじることでその血管が傷つき出血します。しっかり治療をすれば特に心配の少ないものです。
    特に子どもの鼻血は、日常しばしばおこる症状ですが、まれに白血病などの大きな病気が背景にあることもあるので、頻繁に出血する場合は耳鼻咽喉科で検査を受けることをおすすめします。
    鼻血の治療について
    出血している鼻の穴に少し大きめの綿球を入れ、両方の鼻孔をつまむように指で押さえて数分待つことで、大多数のものは止まります。このとき座って頭部を高くし、必ず頭を下に向けるようにします。頭を上に向けると出血が喉にまわり、場合によっては気持ち悪くなることがあります。それでも止まらない場合や多量出血の場合には、耳鼻咽喉科にて止血処置することをおすすめします。

喉の病気

のどが痛い

  • 扁桃腺炎(扁桃炎)

    口をあけてのぞくと、のどちんこの両わきに丸く腫れているように見える部分があります。ほとんど見えなかったり、親指大だったりと個人差がありますが、これが扁桃腺です。この扁桃腺にウイルスや細菌が感染し炎症を起こす症状が扁桃腺炎(扁桃炎)です。

    扁桃腺炎(扁桃炎)の症状
    炎症を起こすと扁桃腺は腫れて大きくなるタイプや白い膿(うみ)で覆われるタイプなどがあります。のどの痛み、発熱、嚥下痛(えんげつう)や耳への放散痛、のどの痛みによる食欲不振、全身倦怠感など違和感から痛み、発熱するものまで様々な症状を呈します。
    また、化膿性連鎖球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌などのウィルスが原因で腫れたものでは、肝臓が一時的に機能障害を一緒に起こすこともあります。
    扁桃腺炎(扁桃炎)の治療について
    扁桃腺炎(扁桃炎)になったら、まずはうがいと十分な水分の補給、身体をゆっくり休め安静を保つことが必要になります。
    耳鼻咽喉科の薬物治療としては、抗生物質や消炎鎮痛薬、うがい薬を処方し、細菌除去と発熱やのどの痛みを抑えます。さらに炎症症状が強い場合や脱水症状がある場合は、抗生剤など薬剤の静脈注射・点滴治療を行います。
  • 咽喉頭異常感症

    のどに何かがつかえる、あるいは腫れているような感じなど、のどに何らかの違和感を訴える病気のうち、耳鼻咽喉科で様々な検査をしても特に原因のはっきりしない病態を総称して咽喉頭異常感症と言います。扁桃腺炎(扁桃炎)や咽喉頭炎、気管支炎など、よくあるのどの病気から、声帯ポリープや悪性腫瘍、気管支喘息、咳喘息、アレルギー性鼻炎が関連している場合が考えられ、うつ病、仮面うつ病、心身症、神経症、がん不安など精神的原因の場合もあります。
    また、脳・脳神経の変性疾患や腫瘍などで、のどの感覚異常・運動障害が生ずることがあり、重い病気のシグナルであることもあります。

    咽喉頭異常感症の症状
    のどに何かがつかえる感じや腫れているような感じ、イガイガ感、ヒリヒリ感など、原因やそれぞれの方の感じ方によって症状は様々です。食事や水などの液体を飲んだ時にはその症状を感じないのも咽喉頭異常感症の特徴の一つです。
    咽喉頭異常感症の治療について
    咽喉頭異常感症に起因するのどの違和感は、のどに炎症がある場合や腫瘍など原因・要因はさまざまなため、まず耳鼻咽喉科的診察と鼻腔・喉頭のファイバースコープ(内視鏡)検査、頸部の触診などを行い、原因疾患が明らかになれば、治療を行います。原因が見つからない場合は精神的原因による場合が考えられるため精神安定剤を投与して経過観察をしていきます。
    近年、ストレス性の原因でのどの違和感・痛みを訴えて来院される方が増えていますが、症状が続き、心配していても改善しない時は、まずは耳鼻咽喉科を受診してみることが大切です。受診することで安心感を得られ、早期に症状が改善することが多くみられます。
  • 気管支喘息

    気管支喘息とは、空気の通り道である気管支がアレルギー等で炎症を起こし、肺への空気の吸入・呼出が困難になる病気です。気管支喘息は常に症状があるわけではなく、発作的に起こることが多く、時間帯や体調、ストレスなどによっては非常に強い呼吸困難が起こることもあります。このような症状から、時にはほかの人が病気であることを信じてくれないこともあります。

    気管支喘息の症状
    発作性の咳や「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音(喘鳴)と呼吸困難が同時起こり、発作には自分でもわからないようなごく軽度のものから死に至るものまであります。また慢性的な咳、痰だけの人もいます。喘息の発作は、夜中から朝方にかけて咳、喘鳴で始まることが多く、運動により誘発されることもあります。
    気管支喘息の治療について
    ネブライザーという加湿器のような機器を使って吸入ステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)などの薬剤を鼻・口から吸入し炎症や腫れを抑えていく「ネブライザー療法」を主体に治療を進めていきます。さらに、気管支拡張薬や抗アレルギー薬、炎症を抑える内服ステロイド薬なども患者さまの症状に応じて組み合わせ処方いたします。
    アレルギー性喘息の場合は、室内の清掃や布団などの寝具の管理、ハウスダストなどアレルゲンの除去ご自宅の住環境を改善していただくことも必要です。その他、寝不足やストレスも喘息症状を強くする原因となるため、総合的な生活管理が重要となります。
  • 咳ぜんそく

    咳ぜんそくとは、2〜3週間(ひどいときは数カ月)慢性的に咳が続く気管支の病気です。特に風邪をひいた後に咳だけ残っている場合は注意が必要で、男性より女性、特に20~30歳代の女性に多くみられます。気管支喘息との違いは、ゼーゼー、ヒューヒューといった音(喘鳴)や呼吸困難はなく、呼吸機能も正常というのが代表的な症状です。室内外の温度差や、運動、飲酒、ストレスなどのほか、ハウスダストやダニなどアレルギー性の発作が要因になるといわれており、近年患者数は増加傾向にあります。

    咳ぜんそくの症状
    咳ぜんそくは季節の変わり目や風邪をひいた後に発症することが多く、のどのイガイガ、くすぐったい、痰がへばりついたような感じがするなどのどに違和感があり、それらを取り除こうとして咳が続くという症状が現れます。
    咳ぜんそくの治療について
    咳ぜんそくはアレルギー性の病気なので、かぜ薬や抗生物質、咳止めを用いてもほとんど効果がありません。ネブライザーという加湿器のような機器を使って吸入ステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)などの薬剤を鼻・口から吸入し炎症や腫れを抑えていく「ネブライザー療法」吸入ステロイド剤や気管支拡張薬、抗アレルギー薬が有効で、気管支喘息への移行を軽減することが出来ます。

息が苦しい

  • 気管支喘息

    気管支喘息とは、空気の通り道である気管支がアレルギー等で炎症を起こし、肺への空気の吸入・呼出が困難になる病気です。気管支喘息は常に症状があるわけではなく、発作的に起こることが多く、時間帯や体調、ストレスなどによっては非常に強い呼吸困難が起こることもあります。このような症状から、時にはほかの人が病気であることを信じてくれないこともあります。

    気管支喘息の症状
    発作性の咳や「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音(喘鳴)と呼吸困難が同時起こり、発作には自分でもわからないようなごく軽度のものから死に至るものまであります。また慢性的な咳、痰だけの人もいます。喘息の発作は、夜中から朝方にかけて咳、喘鳴で始まることが多く、運動により誘発されることもあります。
    気管支喘息の治療について
    ネブライザーという加湿器のような機器を使って吸入ステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)などの薬剤を鼻・口から吸入し炎症や腫れを抑えていく「ネブライザー療法」を主体に治療を進めていきます。さらに、気管支拡張薬や抗アレルギー薬、炎症を抑える内服ステロイド薬なども患者さまの症状に応じて組み合わせ処方いたします。
    アレルギー性喘息の場合は、室内の清掃や布団などの寝具の管理、ハウスダストなどアレルゲンの除去ご自宅の住環境を改善していただくことも必要です。その他、寝不足やストレスも喘息症状を強くする原因となるため、総合的な生活管理が重要となります。

口が乾く

  • ドライマウス(口腔咽頭乾燥症)

    ライマウス(口腔咽頭乾燥症)とは、加齢やストレスなど様々な要因で唾液分泌量が低下し、唾液の質が異常を来し、のどが渇いたり口の中が乾燥し、痛みや不快感が生じる症状です。男性よりも女性に多く現れやすい症状で、病気ではなく単に「口が渇きやすい」だけだと思っている方が非常に多いのもこの症状の特徴の一つです。
    加齢現象をはじめとした自己免疫疾患・唾液腺疾患(シェーグレン症候群など)の口腔症状としてよく知られていますが、主な原因は、薬剤の副作用、糖尿病や更年期障害、腎臓疾患、口腔周囲の筋力の低下、ストレス、不規則な生活など多岐に渡ります。

    ドライマウス(口腔咽頭乾燥症)の症状
    ドライマウス(口腔咽頭乾燥症)の代表的な症状としては下記のようなものがあります。

    1. 食事がしづらくなる。特に水分の少ない食品は飲み込めない(嚥下障害) 2. ごはんが美味しくない(味覚障害) 3. 夜中に口の中が乾いて目を覚ます 4. 口のなかがねばねばする 唇・舌・口のなかが乾燥

    その他、義歯の不適合や装着時の疼痛、カンジダ菌の増殖による舌痛や口角炎、虫歯の多発、舌苔の肥厚、口内炎や口臭などがみられることもあります。
    ドライマウス(口腔咽頭乾燥症)の治療について
    原因により対処は異なりますので、まずはドライマウス(口腔咽頭乾燥症)の原因を検査にて明らかにします。治療方法としては、唾液分泌促進薬や漢方薬の投薬と人工唾液、口腔保湿・湿潤剤などにより口腔内の保湿を心がけることが大切です。
    また、日頃から水分を補給することや、唾液腺マッサージなどを行うことも大切な治療法です。

味が分からない

  • 味覚障害

    味覚障害は近年増加傾向にある症状で、主に舌表面の粘膜の中にある味蕾(みらい)と呼ばれる味覚を感じる器官の異常や、味蕾での知覚障害や中枢への伝達障害、または嗅覚障害によるものです。 原因としては、近年の食生活の変化による亜鉛不足が大きな要因の一つと言われており、その他にも特発性なものから薬剤の副作用によるもの、全身疾患、口腔疾患(ドライマウスなど)、心因性(うつ病など)など原因は多岐に渡ります。

    味覚障害の症状
    味覚障害の症状は多岐に渡りますが、主に下記の3つのような症状が現れます。
    1. 食べたものの味がよくわからなくなる(味覚減退)
    2. 食べたものの味が全くわからなくなる(味覚消失)
    3. 何も食べていないのに口の中で味がする(自発性異常味覚)
    味覚障害の治療について
    まずは舌の萎縮や乾燥はないか診察し、血液中の亜鉛量の検査を行います。多くは亜鉛不足が原因の病気なので亜鉛製剤を処方していきます。また、服用している薬物の副作用ということも考えられるのでその場合は薬剤の種類も精査していきます。
    ご家庭でも出来る対処療法としては、亜鉛を多く含んだ食品(牡蛎、カズノコ、煮干し、海藻、きなこ、レバーなど)や市販のサプリメント摂取することなどがあげられます。
    味覚障害は様々な要因によって引き起こされる症状で、まれに重病のシグナルである場合もありますので、まずはお気軽に耳鼻咽喉科で診察されることをおすすめします。

声がかすれる

  • 声のかすれ

    タバコをたくさん吸う方やカラオケが好きな方、仕事で声をよく出される方は要注意の病です。のどの中の喉頭(こうとう)という器官にある声帯に炎症などの異常が起こると軽度の場合は声がかすれる程度ですが、重度になってくると声が出なくなるなどの症状が現れる場合もあります。

    声のかすれの症状
    声のかすれには、ガラガラした声、息もれを伴うかすれ声、弱々しい声などさまざまな声の異常があります。こうした声がれは、嗄声(させい)と呼ばれています。嗄声は、声の元になる音をつくる声帯の異常によって生じます。声帯は左右一対の帯で、発声する際に互いに近づいて細いすきまをつくり、肺から吐く息によって声帯が振動して声を発生します。この声帯の運動に何らかの異常があることで嗄声が起きます。
    風邪や大声を出しすぎた後などにくる嗄声は声帯の炎症のためで数日すれば自然治癒しますが、声帯結節や声帯ポリープ、喉頭ガンなどが原因の場合は長期に声のかすれが続きます。この場合は速やかに耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
    声のかすれの治療について
    まず、喉をファイバースコープ(喉頭内視鏡鏡)という細いカメラで詳しく調べ、嗄声の原因は何か診察していきます。治療としては、薬物の吸入や投薬、声の出し方の指導(腹式呼吸法)などを行っていきます。
    また、声帯ポリープや喉頭ガンなどの疑いがある場合は手術の必要がありますので専門の病院をご紹介します。特にヘビースモーカーの方は、喉頭ガンになりやすいので、声がおかしいなと思ったら早めに耳鼻咽喉科で診察を受けてください。 ※手術が必要な場合は、患者さんの症状やお住まいを考慮した上で提携病院をご紹介させていただきます。

いびき

  • いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)

    いびきは、一緒に寝ている人に迷惑なだけでなく、自分の健康を損ねる危険があります。いびきをかいていると一見熟睡しているようですが、いびきをかいているということは、呼吸が苦しくて熟睡できていない状態です。いびきは、寝ている時に気道(息の通り道)のどこかが狭くなっていると起こります。
    また、いびきだけでなく、一時的に呼吸が止まってしまう症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いもあります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症すると、睡眠十分でないため、「昼間どうも眠い」「集中できない」「頭がぼーっとする」といった症状が現れ、クルマを運転して事故を起こしたり、疲れがとれずイライラしたりして日常生活や仕事に影響およぶ場合もあります。
    さらに、この睡眠時無呼吸症候群(SAS)は放っておくと高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中など重病の原因となることもある怖い睡眠障害です。

    いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状
    いびきの症状はそのままいびきをかく....ですが、比較的太っている方によくみられる症状です。太っていない方でも、肉体疲労時や風邪をひいている場合やアルコールを飲んだ後など粘膜が腫れぼったくなって息の通り道が狭くなっていると起こります。
    また、風邪をひいていないのに鼻づまりや鼻水が出る場合も同様にいびきをかくことが多く、知らないうちにアレルギー性鼻炎副鼻腔炎(蓄膿症)などを発症している場合もありますので、速やかに耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。さらに怖いのは急に大いびきをかきだすことで、まれに脳の血管の病気(脳梗塞など)になっていたりすることがあるためこの場合も速やかな診察が必要となります。
    睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状としては、いびき、無呼吸、寝相が悪いなどがあり、日中の覚醒時には「昼間どうも眠い」「集中できない」「頭がぼーっとする」「頭痛がする」「イライラする」などの症状がみられるようになります。いびきが強く、いびきの後に呼吸が止まるようであれば、かなり疑いが濃いといえます。若いころに比べて体重増加が著しい(+10kg以上)場合にも注意が必要です。
    いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療について
    まずは体重管理が第一です。いびきをかかれる方で若い頃より太っている場合は、軽めのダイエットを始めることでいびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の改善が期待出来ます。痩せているのにいびきをかく方には、気道の入り口を広げる効果のある「スリープ スプリント」というボクシングで使うマウスピースのような専用器具を使う方法もあります。
    また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を改善するために有効な経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)という圧力を加えた空気を鼻から送り込んで気道を強制的に開かせておく治療法もあります。「たかがいびき....」と油断せず、いずれの場合も上記のような重大な疾患の原因になる可能性もあるので、ぜひ一度耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
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